松野官房長官 林外相ウクライナ訪問の成果踏まえ さらなる支援

林外務大臣のウクライナ訪問について、松野官房長官は、平和の実現や復旧・復興に向けた連携を確認する機会になったとしたうえで、訪問の成果も踏まえ、官民一体となって、さらなる支援に取り組んでいく考えを示しました。

林外務大臣は、日本時間の9日、ウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領らと会談しました。

これについて、松野官房長官は午前の記者会見で「公正かつ永続的な平和をもたらすために、ウクライナ側と直接突っ込んだ意見交換を行い、復旧・復興に向けた連携を確認したことなど、成果が上がったと評価している」と述べました。

また通信や医療分野の日本企業の幹部が同行したことも触れ「復旧・復興には民間企業の関与の促進が不可欠というのが国際的な認識だ。日本企業の関与の深化の出発点となるもので、非常に意義深かった」と述べました。

そのうえで、今回の訪問の成果も踏まえ、来年はじめに日本で開くウクライナの復興に関する会議なども通じて、官民一体となって、さらなる支援に取り組んでいく考えを示しました。