岡山 小学生女児殺害被告 無期懲役が確定へ 最高裁 上告退ける

およそ20年前、岡山県津山市の住宅で小学3年生の女の子を殺害した罪などに問われた被告について、最高裁判所は上告を退ける決定をし、無期懲役が確定することになりました。

勝田州彦被告(45)は2004年9月、岡山県津山市の住宅に侵入し、この家に住む当時小学3年生の女の子の首を絞めたあと、抵抗されたため刃物で胸などを刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われています。

被告は逮捕直後、「自分が刺した」などと自白しましたが、その後、「うその供述だった」と否認に転じ、無罪を主張していました。

1審の岡山地方裁判所は逮捕直後の自白の信用性を認め、2審の広島高等裁判所岡山支部も「自白の信用性に関する判断は変わらない」として無罪主張を退けて無期懲役を言い渡しました。

被告側は不服として上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の深山卓也裁判長は11日までに、退ける決定をし、無期懲役が確定することになりました。