東・西日本中心 局地的に非常に激しい雨 浸水など十分注意

上空の寒気と暖かく湿った空気の影響で、東日本や西日本を中心に大気の状態が不安定になっていて、局地的に非常に激しい雨が降っています。低い土地の浸水や川の増水、落雷、突風などに十分注意してください。

気象庁によりますと、上空の寒気と高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で、東日本や西日本を中心に大気の状態が不安定になり、中国地方や東海などで雨雲が発達しています。

午後5時までの1時間には、岡山県が吉備中央町に設置した雨量計で58ミリの非常に激しい雨を観測しました。

寒気と湿った空気に加え、11日夜から12日にかけて低気圧が北海道付近を通過するため、西日本では11日夜遅くにかけて、東日本と北日本では12日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みです。

このため、各地で雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は低い土地の浸水や川の増水、土砂災害のほか、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうにも十分注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。