茨城 水産加工施設で大雨被害 営業再開めど立たないところも

記録的な大雨で、水産業が盛んな茨城県北茨城市では、これまでに水産加工施設8か所で浸水などの被害が出て、中には営業再開のめどが立たないところもあります。

このうち、北茨城市大津町北町の水産加工業者は、近くを流れる川があふれて工場の中まで水が流れ込む被害を受けました。

会社によりますと、しらすをゆでる機械や、商品を保管する冷蔵庫などが水につかって故障し、被害額は少なくとも1億円に上り、営業再開のめどは立っていないということです。

10日も、泥がついた機械を洗ったり、工場内にたまった泥を片づけたりしていました。

工場長の鈴木孝二さんは「しらすが一番とれる時期に、このようなことになりました。自分たちも精いっぱい頑張りますが、できれば国に支援をしてもらいたいです」と話していました。