大相撲 左肩手術の伯桜鵬 復帰まで3か月以上の診断

左肩の手術を受けて大相撲秋場所を休場する20歳の伯桜鵬は、「復帰まで3か月以上かかる見込み」と診断され、来年の初場所での復帰を目指すことになりました。

伯桜鵬は新入幕を果たした先場所で、左四つの相撲を持ち味に優勝争いに加わって11勝4敗の成績で敢闘賞と技能賞を獲得し、歴代では最も早い初土俵から4場所での三賞受賞となりました。

しかし、先月末に痛めていた左肩を手術して秋場所は休場していて、10日、「復帰まで3か月以上かかる見込み」とする診断書が発表されました。

そして、師匠で元横綱 白鵬の宮城野親方が報道陣の取材に応じ、伯桜鵬について来年の初場所での復帰を目指すことを明らかにしました。

伯桜鵬は秋場所で前頭9枚目に番付を上げていましたが、11月の九州場所も休場すれば、初場所で幕下に番付を落とす可能性もあります。

宮城野親方は「せっかく手術が成功したのにまたやってしまえば元に戻ってしまう。焦らないことが大事だ」と述べ、治療を最優先にすることを強調しました。

また、同じく秋場所を休場する横綱 照ノ富士の診断書も発表され、腰のけがと糖尿病で来月8日までの休場を要する見込みだと示されました。