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サッカー日本代表 ドイツに勝利 アウェーでW杯に続いて
目次
【試合映像】サッカー日本代表 強豪ドイツに勝利（見逃し配信9月17日朝まで）
日本 W杯に続きドイツに勝利
世界ランキング20位の日本は、日本時間の10日、去年のワールドカップカタール大会で逆転勝利をあげた世界15位のドイツとアウェーで対戦しました。
先発メンバーには、三笘薫選手や伊東純也選手、それに上田綺世選手などヨーロッパのリーグで結果を残している選手が入りました。
日本は前半11分、右サイドからのクロスボールに伊東選手が合わせて先制しました。
その後、ドイツに追いつかれましたが22分には、右サイドで攻撃を組み立て上田選手がワンタッチでコースを変えるシュートで勝ち越しゴールを奪って前半を2対1とリードして終えました。
後半は、ドイツに攻め込まれる展開が続きましたが、冨安健洋選手を中心とした堅い守りで得点を与えませんでした。
そして、終了間際に、途中出場の久保建英選手が起点となって得点を立て続けにあげ、4対1で勝って去年のワールドカップに続いてヨーロッパの強豪から勝利をあげました。
日本は、12日に世界41位のトルコと対戦します。
《選手・監督談話》
森保一監督「チャレンジできたことがよかった」
日本代表の森保一監督は試合後「選手もスタッフも難しい試合になることを覚悟してしっかり準備ができた。この試合だけではなく、高い目標を持って積み上げている。勝利という結果は別としてチャレンジできたことがよかった」と評価しました。
また、後半からシステムを変更したことについては「練習やミーティングでやっていくことはすりあわせていた。選手たちが難しい戦術の変更にも賢くトライしてくれた」と振り返っていました。
伊東純也「うまくスペースに抜け出せて飛び込めた」
伊東純也選手は先制ゴールについて「菅原選手からニアサイドにボールが来ると思ったので、うまく触れてゴールになってよかった」と振り返りました。
その上で「連係の中からうまくスペースに抜け出せてクロスボールに飛び込めた。次は簡単なボールを逃さないようにしたい」と話しました。
上田綺世「初めて日本代表で貢献できた」
上田綺世選手は勝ち越しゴールについて「常に準備していたので奪えた」と振り返りました。
そのうえで「自分なりに決めなければいけないチャンスが他にもあったので、課題として残った。それでも、今までとは違うパフォーマンスを出せて、初めて日本代表で貢献できた」と話していました。
冨安健洋「狙いどおりのゲームができた」
ディフェンダーの冨安健洋選手は「しっかりと勝利できたことは大きい。1度追いつかれたが、森保監督から守りながらも追加点を取りにいくという指示が出ていて、狙いどおりのゲームができた」と振り返りました。
そのうえで再びドイツから勝利を挙げたことについて「相手は同じだが、ワールドカップとの勝利とはまた違い、次につながる勝利だ。次のワールドカップに向けて、よりいいチームになって壁を破って上に向かうことを意識してやっていきたい。サポーターの皆さんにはもっと期待してほしい」と話していました。
ワールドカップ以来の再戦で快勝 今後にはずみ
日本は去年のワールドカップカタール大会で優勝4回のドイツに2対1で逆転勝ちし、歴史的な勝利をあげました。しかし内容は、ボールの保持率がドイツが65％に対して日本は24％、シュートもドイツの26本に対して日本は半分にも満たない11本と多くの時間で主導権を握られました。
森保一監督が「個人もチームもレベルアップできるチャレンジの場」と位置づけたドイツとの再戦では、開始直後から前線から積極的にプレッシャーをかけ、互角以上の展開に持ち込みました。そして、前半11分に伊東純也選手のゴールで先制し、いったん追いつかれたものの前に向かっていく姿勢を変えず、22分には上田綺世選手が勝ち越しゴールを決めました。
さらにリードして迎えた後半は、守備のシステムを変えても冨安健洋選手を中心にドイツの攻撃にしっかり対応し、終了間際にはワールドカップのドイツ戦では結果を出せなかった途中出場の久保建英選手が起点となって、立て続けにゴールを奪いました。
日本は、攻守の両面で成長した姿を見せて今後にはずみをつけました。