ラグビーW杯 日本代表 10日 チリ戦 姫野が全体練習参加せず

試合前日、選手たちは試合会場となるトゥールーズのスタジアムで練習を行い、冒頭の15分が報道陣に公開されました。

去年11月にも同じ試合会場でフランスとテストマッチを行っている選手たちは、グラウンドに入ると軽いランニングやパス練習を行って芝の感触を確かめました。

そして、先発出場するメンバーと、それ以外に分かれて実戦形式の練習を行ってフォーメーションを確認していました。

また、先発予定のキャプテン、姫野和樹選手は、この日は全体練習に入らず、グラウンドの脇でコンディションの調整にあたっていました。

前回大会を上回るベスト4以上を目指す日本が初戦に勝利して弾みをつけられるか注目されます。

キャプテンの姫野選手は、9日、トゥールーズの試合会場で行われたチームの前日練習に姿を見せましたが、左の太ももからふくらはぎにかけてテーピングをして、全体練習に参加しませんでした。

姫野選手の状態についてトニー・ブラウンアシスタントコーチは練習後の会見で「姫野選手はふくらはぎに少し問題を抱えている。試合に間に合うことを願っているが、あすの朝までわからない」と述べました。

姫野選手は、前日の8日に公開された練習も姿を見せず、その後の会見で「コンディション調整をした。チリ戦は大丈夫だ」と話していました。

姫野選手は、接点での激しいプレーとボールを奪いにいく「ジャッカル」が世界レベルの選手で、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、「試合に出続ける選手」として今大会のキャプテンに指名しました。強いリーダーシップを持ちチームへの影響力も大きいだけに、今後の状態が心配されます。

ラグビーワールドカップフランス大会の1次リーグ、日本対チリの試合が10日行われるのを前にチリ代表の選手たちが試合会場となるスタジアムで調整を行いました。

ラグビーのワールドカップフランス大会は日本時間の9日未明に開幕し、1次リーグ、プールDの日本は日本時間の10日午後8時から初戦のチリ戦に臨みます。

試合前日、対戦相手のチリは試合会場となるトゥールーズのスタジアムで午後1時過ぎから練習を公開しました。

報道陣に公開されたのは20分ほどで、選手たちは軽いランニングやストレッチを行ったほか、入念なミーティングであすの試合に備えていました。

このうちキャプテンのフランカー、マルティン・シグレン選手やスタンドオフのロドリゴ・フェルナンデス選手、スクラムハーフのマルセロ・トレアルバ選手はリラックスした表情で調整を行っていました。

練習後、会見に応じたロックのハビエル・アイスマン選手は「ラグビーの本場、フランスで戦えることをうれしく思う。チームはワールドカップ初出場なので歴史の第1章になる。これをきっかけにラグビーがチリで普及することを祈っている」と話していました。