林外相 ポーランド外相と会談 ウクライナ復興に官民支援で一致

林外務大臣は訪問先のポーランドでラウ外相と会談し、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの中長期的な復興には官民が一体となった支援が不可欠だという認識で一致し、緊密に連携していくことを確認しました。

林外務大臣は、日本時間の8日夜、ポーランドの首都ワルシャワでラウ外相と会談しました。

会談で両外相は、ウクライナ支援について意見を交わし、ポーランドでは、避難民の受け入れをはじめ、多くの民間企業が関与していることを踏まえ、中長期的な復興には官民が一体となった支援が不可欠だという認識で一致しました。

また、ウクライナの平和を実現するためには、グローバル・サウスと呼ばれる新興国や途上国への働きかけが重要だとして、両国が緊密に連携していくことを確認しました。

林大臣は共同記者発表で「ロシアによる侵攻を1日も早く終わらせ、平和を実現するために引き続きポーランドと連携していきたい」と述べました。

一方、林大臣は東京電力福島第一原発の処理水の放出をめぐり、国際的な基準にのっとって安全性に万全を期した上で実施していると説明し、ラウ外相は「日本の取り組みを信頼している」と応じました。