中国標的特殊詐欺関与か ミャンマーで拘束1200人余 中国に移送

中国の公安当局は、中国国内を標的にした特殊詐欺に関わった疑いがあるとして、隣国ミャンマーで拘束された1200人余りの容疑者の身柄が中国に移送されたと発表しました。

中国公安省の発表によりますと、中国国内を標的にしたスマートフォンやパソコンなどを使った特殊詐欺に関わった疑いがあるとして、隣国のミャンマーで拘束された容疑者1207人の身柄が6日、中国国内に移送されたということです。

移送はミャンマー当局の協力を得て行われ8日、中国中央テレビが伝えた映像には、中国とミャンマーの国境付近などで移送されるのを待つ多くの容疑者の姿が映っています。

中国ではスマートフォンやパソコンなどを使った特殊詐欺の被害が相次いでいて、国内の取締りを逃れ東南アジアを拠点に活動する犯罪グループによる被害が深刻化しているとの指摘もあります。

先月末には、インドネシアでも中国を標的にした特殊詐欺に関わった疑いで88人が拘束されていて、当局が取締りを強化しています。