アイスランド 今季の商業捕鯨が解禁 日本向けに1頭が水揚げ

北欧のアイスランドで今シーズンの商業捕鯨が解禁され、日本向けに輸出されるナガスクジラ1頭が8日、水揚げされました。

アイスランドでは、採算が合わないなどの理由で捕鯨を取りやめていましたが、去年から水揚げしたクジラを日本の会社がすべて買い取ることを条件に再開し、昨シーズンはおよそ150頭分のクジラの肉が日本向けに輸出されました。

今シーズンの捕鯨は、今月1日に解禁され首都レイキャビク近郊の港では8日、国内唯一の捕鯨会社によって今シーズン初めてとなるナガスクジラ1頭が水揚げされました。

現地で加工されたあと、ほとんどが日本に輸出されるということです。

今シーズンの捕鯨は6月に解禁される予定でしたが、アイスランド政府が動物愛護の観点からクジラが長時間苦しまないよう捕獲の方法や道具の改良を求め、先延ばしされていました。

現地では捕鯨に反対する抗議活動も起きていて、出航前には活動家2人が捕鯨船に侵入し、見張り台を2日間にわたって占拠して警察に逮捕されました。

世界で現在、商業捕鯨を行っているのは日本とアイスランド、それにノルウェーの3か国だけです。

NHKのインタビューに応じた捕鯨会社のロフトソン社長は「資源が少なければ捕鯨はしません。アイスランド周辺には4万頭のナガスクジラがいるので、十分に持続可能です」と話していました。