岸田首相 内閣改造を来週13日に行う意向 与党幹部に伝える

岸田総理大臣は内閣改造を来週13日に行う意向を固め、複数の与党幹部に伝えました。

岸田総理大臣は、去年8月に第2次岸田改造内閣が発足して1年が過ぎたことを踏まえ、来週にも内閣改造と自民党の役員人事を行う方向で調整を進めてきました。

その結果、来週13日に内閣改造を行う意向を固め、複数の与党幹部に電話で伝えました。

内閣改造に合わせて自民党の役員人事も行われる見通しです。

岸田総理大臣は、外国訪問から来週11日に帰国する予定で、各派閥の意向なども踏まえ、人選を本格化させるものとみられます。

複数の政府・与党関係者によりますと、岸田総理大臣は、自民党の役員人事では麻生副総裁と茂木幹事長を留任させる方向で検討しています。

両氏は岸田内閣発足当初から一貫して中枢で政権を支えていて岸田総理大臣としては2人の続投で、引き続き政権運営を安定的に進めたいねらいがあるものとみられます。

このほか一連の人事では、麻生氏らとともに政権の中核を担う松野官房長官や自民党の萩生田政務調査会長を続投させるかやどの程度の規模で行うかが焦点となります。

また、公明党が引き続き求めている国土交通大臣のポストの扱いや、入閣経験がない議員の処遇なども注目されます。

公明 山口代表「13日目指してできるよう準備との知らせ」

公明党の山口代表は訪問先の那覇市で記者団に対し、インドを訪れている岸田総理大臣から8日夜、電話があったことを明らかにしたうえで「今月13日を目指して内閣改造と自民党役員人事をできるよう準備を重ねているとの知らせだった。帰国後に会って話したいとのことなので、公明党としても準備したい」と述べました。