良品計画 サーキュレーター4万3000台余を自主回収 発火おそれ

無印良品を展開する「良品計画」は、風を送って空気を循環させる「サーキュレーター」について、使用中に発火するおそれがあるとして4万3000台余りを自主回収すると発表しました。

発表によりますと、自主回収の対象となるのは、ことし5月に販売を開始した「お手入れがしやすい首振りサーキュレーター6畳」4万3500台余りです。

会社によりますと、8月22日に利用者から「商品が発火して煙が出ている」という連絡がありました。

消防などと検証するとともに、会社で詳しく調べたところ、サーキュレーターの首振り機能を使う際に内部の配線コードが引っ張られ断線してショートし、発火するおそれがあることが分かったということです。

会社によりますと、この商品をめぐっては販売の開始から故障の問い合わせが1774件あり、多くは同様の断線が原因とみられるとしています。

これまでにけが人などの報告は入っていないということです。

良品計画は、すぐに電源プラグを抜いて使用を中止するよう呼びかけていて、「多大なご心配とご迷惑をおかけすることを心からおわび申し上げます。品質管理体制の強化に全社をあげて努めてまいります」とコメントしています。

問い合わせ先の電話番号は、フリーダイヤル0120ー64ー0336で、日曜日と年末年始を除く午前9時半から午後5時半まで受け付けています。