天皇陛下 G7各国下院議長らやウクライナ最高会議議長と面会

天皇陛下は、G7=主要7か国の下院議長会議に合わせて来日している各国の議長らと皇居・宮殿で面会し、このうちウクライナの最高会議議長に対し「一日も早く平和が回復されることを祈っています」と述べられました。

天皇陛下は、G7の下院議長会議に出席するため来日している各国の下院議長など9人と8日午前11時ごろから、皇居・宮殿で面会されました。

天皇陛下は、一人ひとりと握手をして、あいさつを交わしたあと、ソフトドリンクを手に親しく懇談されました。

宮内庁によりますと、カナダやハワイの山火事、それにイタリアの洪水など各国を襲った自然災害に話が及んだということです。

また、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナのステファンチュク最高会議議長ともことばを交わされました。

天皇陛下のウクライナの要人との面会は軍事侵攻後、初めてだということで、議長が「さまざまな支援を日本から頂いて、日本の政府のみならず、国民の皆さんにも感謝したい」などと話すと、天皇陛下は「ウクライナの国民の方々はたいへん困難な状況に置かれていると思います。一日も早く平和が回復されることを祈っています」と述べられたということです。