ロッテ 佐々木朗希 10日オリックス戦で先発復帰へ

左脇腹の肉離れで1軍の選手登録を抹消されているプロ野球・ロッテの佐々木朗希投手について吉井監督は10日のオリックス戦で先発として復帰することを明らかにしました。

佐々木投手は7月25日に左の脇腹の肉離れで1軍の選手登録を抹消され、当初全治まで2か月かかるとの見通しが示されて、状況によっては今シーズン中の復帰が難しいとの見方も出ていましたが、先月中旬ごろからブルペンでの投球練習を再開するなど順調な回復ぶりを見せていました。

吉井監督は8日、報道陣の取材に応じ「医療機関での診断の結果完治しているということで先発でいきます」と話し、10日の首位・オリックス戦で先発として復帰登板することを明かしました。

吉井監督によりますと、佐々木投手は、回復状況を確認するために今月に入ってから本拠地のZOZOマリンスタジアムで実戦形式の練習を行って、バッターを相手に30球ほど投げたほか、8日もブルペンでおよそ20球を投げたということです。

吉井監督は「フルでは投げない。5回も投げないとは思うが、球数のリミットを決めたうえでこちらでしっかり決めていきたい」と話し、長いイニングは投げさせず状態を見極めながらの起用になる考えを示しました。

そして「順調に回復してくれて、試合の準備は十分できている。チームの調子が少し悪いので勢いづけるような投球をしてほしい」と期待を込めました。

ロッテはリーグ2位につけているものの首位・オリックスからはゲーム差「10」と離され3位のソフトバンクにもゲーム差「2」に迫られています。

佐々木投手はここまで13試合に登板して7勝2敗、防御率1.48の成績を残していて、先発の大きな柱の復帰が、終盤の戦いでチームの起爆剤となれるか注目されます。