マイナンバー公金受取口座 9月末で未修正なら口座の登録抹消も

国の給付金などを受け取れるマイナンバーの公金受取口座に他人の口座がひも付けられていた問題で、河野デジタル大臣は、期限としている9月末までに利用者が修正の手続きを行わなければ、口座の登録を抹消することも含め、対応を検討する考えを示しました。

国の給付金などを受け取れるマイナンバーの公金受取口座をめぐっては、家族ではない、無関係な別の人の口座が登録されている可能性が高いケースが合わせて940件確認されています。

これについて、河野デジタル大臣は8日の閣議のあとの会見で、利用者に対して9月末までに求めてきた登録の修正などの手続きが、これまでに200件以上、完了していることを明らかにしました。

そのうえで、「9月末までに解消されないものについては、登録抹消も含め、対応を検討をしている」と述べ、利用者が手続きを行わなければ、口座の登録を抹消することも含め、対応を検討する考えを示しました。

また、利用者の対応を促すため、必要に応じて郵送による通知を改めて実施することも検討する方針を示しました。