「皇室会議」皇族の代表選ぶ手続き 愛子さまも初めて投票

皇室に関する重要事項を審議する「皇室会議」の皇族の代表を選ぶ手続きが7日皇居で行われ、天皇皇后両陛下の長女の愛子さまも初めて投票されました。

「皇室会議」は、皇位継承順位の変更や、天皇や男性皇族の結婚など、皇室に関する重要事項を審議するため、皇室典範の規定に基づいて設置され、皇族の代表2人のほか、総理大臣と衆参両院の議長、それに最高裁判所の長官など10人で構成されます。

皇族の代表として出席する皇族議員2人と予備議員2人はいずれも任期4年で、天皇と上皇を除く成年皇族が互いに投票して選出する仕組みで、次の任期の議員を選ぶ手続きが、成年皇族となって初めて臨む愛子さまも参加されて、7日午前、皇居・宮殿で行われました。

宮内庁によりますと、投票の結果、皇族議員には、秋篠宮さまと常陸宮妃の華子さまが再選され、予備議員には、秋篠宮妃の紀子さまと上皇后さまが選ばれました。

しかし、上皇后さまは、「上皇さまの意思を反映していると誤解を与えるおそれがある」などとして辞退され、次点となった三笠宮妃の百合子さまも100歳という高齢を理由に辞退されたということです。

「皇室会議」の議員に選ばれた皇族の辞退は初めてで、予備議員は百合子さまのさらに次点となられた3人の皇族方の中から後日選ばれるということです。