海外投資家の日本株売買の額 3週ぶりに買い越し

日経平均株価が5営業日連続で値上がりした先週、海外の投資家が日本の株式を買った額は売った額を上回り、3週ぶりに買い越しとなりました。

東京証券取引所は株式などの売買状況をまとめていて、先週分について7日、公表しました。

それによりますと、先月28日から今月1日までに東京と名古屋の証券取引所で海外の投資家が株式を買った額は、売った額をおよそ3400億円上回りました。

海外の投資家が日本の株式を買い越すのは3週ぶりです。

先週は日経平均株価が5営業日連続で値上がりし、今月1日には東証株価指数=トピックスが終値としてバブル期の1990年7月以来、33年ぶりの高値をつけました。

市場関係者は「先週公表されたアメリカの雇用や消費に関する経済指標が市場の予想を下回ったことで、利上げに対する警戒感が和らぎ、ニューヨーク市場ではハイテク関連などの銘柄が値上がりした。この流れを受けて日本の市場でも株価は上昇したため海外の投資家が日本株を買う動きにつながった」と話しています。