山陽道トンネル火災で通行止め 解除の見通し立たず 兵庫 赤穂

5日、兵庫県赤穂市の山陽自動車道のトンネル内で車両火災が起き、周辺の区間では2日以上がたった今も通行止めが続いています。車合わせて23台が焼けたほか、トンネル内部の損傷も激しく、解除の見通しは立っていないということです。

5日午前1時すぎ、兵庫県赤穂市と相生市にまたがる山陽自動車道の尼子山トンネルの下り線でトラック1台が炎上し、避けようとした乗用車など9台が次々に追突して8人が重軽傷を負いました。

警察や消防によりますと、トラックの火は後続の車にも燃え移り、合わせて23台が焼けたということです。

火は発生からおよそ40時間後の6日、夕方に消し止められましたが、トンネルの天井や壁の損傷が激しく崩れ落ちるおそれがあるということで、山陽自動車道は播磨ジャンクションと赤穂インターチェンジの間の上下線で、2日以上がたった今も通行止めが続いています。

解除の見通しは立っていないということです。

道路を管理する西日本高速道路によりますと、今後、警察が現場を詳しく調べた後、復旧を進める予定だということですが、解除には相当の日数がかかるとしていて、当面は中国自動車道や、国道2号線などを利用するよう呼びかけています。