株価 値下がり 9営業日ぶり 米金融引き締め長期化の警戒感から

7日の東京株式市場は、アメリカの金融引き締めが長期化するのではないかという警戒感が広がり、9営業日ぶりに値下がりしました。

▽日経平均株価、7日の終値は前日の終値より249円94銭安い3万2991円8銭

▽東証株価指数=トピックスは9.15下がって2383.38

▽一日の出来高は14億5499万株でした。

値下がりの背景には、6日に発表されたアメリカの非製造業の景況感を示す指数が市場の予想を上回ったことや、原油価格の上昇を受けて、アメリカでインフレを抑えるための金融引き締めが長期化するのではないかとの警戒感が広がったことがあります。

このため東京市場でも、ハイテク関連など多くの銘柄に売り注文が出ました。

さらに、日経平均株価が6日までの8営業日で1600円余りの上昇となっていたこともあり、当面の利益を確定させようという売り注文も膨らんだことから、午後に入ると値下がり幅は拡大しました。

日本時間の8日未明にかけて、アメリカのFRB高官が発言する機会があります。

金融引き締めの先行きを見極めようと、投資家の注目が集まっています。