ビッグモーター 神奈川県警が3店舗捜索 除草剤まくなどの疑い

中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が各地で枯れている問題で、神奈川県警は、6日夜、県内の3つの店舗について植え込みに除草剤をまくなどした器物損壊の疑いがあるとして捜索しました。

捜査関係者によりますと、6日夜、器物損壊の疑いで捜索を受けたのは、「ビッグモーター」の川崎市にある「川崎店」、平塚市の「平塚四之宮店」、藤沢市の「藤沢店」です。

それぞれの店舗については県や川崎市から器物損壊の疑いで被害届が提出されていて、神奈川県警は先月下旬、それぞれの店舗の前の植え込み部分の土を採取し、鑑定を進めています。

「平塚四之宮店」と「藤沢店」については、会社側が除草剤をまいたことを認め、県の土壌調査でも除草剤の成分が検出されています。また、「川崎店」は店舗前にある街路樹を伐採したことを会社側が認めています。

神奈川県警は今回の捜索で押収した資料などをもとに、除草剤がまかれたり木が伐採されたりした詳しい経緯について調べる方針です。