駒沢オリンピック公園の施設利用料金 約1200万円着服

東京 世田谷区にある「駒沢オリンピック公園」の施設の利用料金について、都から経理業務の委託を受けていた業者の契約社員が不正に送金を繰り返し、およそ1200万円を着服していたことがわかりました。

都によりますと、着服していたのは世田谷区にある「駒沢オリンピック公園」の施設の利用料金の経理業務について、都から委託を受けている「オーエンス」の契約社員です。

この社員はことし7月までのおよそ2年間、利用料金を管理する銀行口座からキャンセル料の返金を装って、自身や親族あてに不正な送金を繰り返していたということです。

その数は125回で、総額はおよそ1200万円にのぼり、ことし7月、通帳の記録を確認した同僚が不審な点を見つけ、不正が発覚したということです。

社員は先月懲戒解雇され、すでに委託業者と本人が全額返済したということです。

委託業者の管理監督を行う都は「利用者に安心してご利用いただけるよう経理処理に万全を期し、再発防止に努めていく」としています。