桑名市の社会福祉法人が運営する「長寿認定こども園」では、保育士が給食をおやつの時間まで長時間食べるよう強要したことが複数回あったほか、決まった時間にしかトイレに行かせなかったなど、6項目の不適切な事案が市の調査で確認されました。
三重県と桑名市が特別監査を行った結果、市単独の調査で確認された6項目を含め、▽給食の強要など「虐待」と認められる行為が18件、
▽園児に居残りをさせるなど「子どもの心身に有害な影響を与える行為」が15件、
▽準備の遅い園児をどなるといった「不適切保育」が12件など、
合わせて52件の不適切な行為が確認されたということです。
このため、県と市は園を運営する社会福祉法人に「改善勧告」を行う方針を固めました。
県は、7日、社会福祉法人の理事長に監査の結果を伝え、園側には改善計画を11月までに報告するよう求めることにしています。

不適切保育の認定こども園に「改善勧告」へ 三重 桑名市
三重県桑名市の認定こども園で保育士が園児に給食を強要する不適切行為が確認された問題で、県と市は特別監査であわせて50以上の虐待や不適切保育が確認されたとして、運営法人に「改善勧告」を行う方針を固めました。