ラグビー日本代表 W杯現地入り後初めて練習を公開

8日に開幕するラグビーワールドカップフランス大会に臨む日本代表は5日、現地入りしてから初めて練習を公開し、選手たちはジムでのトレーニングで汗を流しました。

ラグビーのワールドカップフランス大会は、現地時間の8日、日本時間の9日未明に開幕します。

2日にベースキャンプ地となるトゥールーズ入りした日本代表は、3日から現地での練習をスタートさせ、1次リーグ初戦のチリ戦に向けて調整を続けています。

5日は、練習の一部が報道陣に公開され、選手たちはジムでのトレーニングで汗を流しました。

キャプテンの姫野和樹選手のほか、攻撃面でカギを握るスクラムハーフの齋藤直人選手や流大選手などが精力的にトレーニングを行っていました。

1次リーグ初戦のチリ戦は、今月10日にトゥールーズで行われ、NHKはチリ戦のもようを総合テレビやBS4K、ラジオ第1で中継するほか、NHKプラスでも配信します。

流大「100パーセントの準備を」

スクラムハーフの流大選手は「前回は失うものがないと思って臨んだ大会だったが、今大会は結果を求められていることもあり、緊張感がある。ただ、楽しまないともったいない舞台なので、前回の気持ちを忘れずにやっていきたい」と、今の心境を話しました。

5日後に迫った1次リーグの初戦、チリ戦に向けては「フィジカルが強く簡単に勝てる相手ではない。前回大会もそうだったが開幕戦は難しいものになるので、100パーセントの準備をしていきたい。全員で同じ絵を見てアタックすればどんな相手でも崩せると思う。アタックの面ではチームにいい影響を与えたい」と意気込んでいました。

前日の4日に31歳の誕生日を迎えた流選手は31歳の抱負を聞かれて「本当にことしにかけている。ワールドカップで勝たないといけないという使命感がある。チリ戦に向けてワクワクしている」と力強く話しました。

齋藤直人「すべての試合が楽しみ」

初のワールドカップに臨むスクラムハーフの齋藤直人選手は「歓迎セレモニーでワールドカップに来たという実感がした。すべての試合が楽しみだ」と期待感を口にしました。

一方「初めてのワールドカップになるが、初戦の難しさは経験者から聞いている。起こりうることを想定してそれに対処していきたい。難しい時間帯も来ると聞いているので、そういった時にどうするか、深く深く準備しておく必要がある」と気を引き締めていました。