資生堂 福原義春名誉会長が死去 92歳 社長や会長を歴任

資生堂の創業者の孫で、社長や会長を務めた福原義春名誉会長が亡くなりました。92歳でした。

福原義春名誉会長は、資生堂の創業者、福原有信氏の孫で、1953年に資生堂に入社しました。

アメリカでの勤務などを経験したあと、1980年代には取締役外国部長などを務め、国内の化粧品メーカーで初めて北京市と技術協力の協定を結び、現地ブランドを発売するなど、日本の化粧品のグローバル化の推進に尽力しました。

1987年に社長に就任し、その後、2001年まで会長を歴任しました。

また、企業による芸術や文化の支援促進などを目的とした「企業メセナ協議会」の会長を務めるなど、芸術や文化の振興にも取り組みました。

会社によりますと、福原氏は先月30日に老衰のため亡くなりました。

92歳でした。