世界水泳連盟 ロシアとベラルーシの中立な個人選手 復帰認める

世界水泳連盟は、ウクライナへの軍事侵攻を理由に主催する国際大会から除外する対応を取ってきたロシアとベラルーシの選手について、中立な個人の選手にかぎり、復帰を認めると発表しました。

世界水連はウクライナへの軍事侵攻を理由にロシアとベラルーシの選手を主催する国際大会から除外する対応を取ってきました。

これについて世界水連は4日、公式ホームページで声明を発表し、それによりますと、中立な個人の選手にかぎり、軍事侵攻を積極的に支持していないことや、両国の軍といかなる契約も結んでいないことなどを条件として両国の選手の復帰を認めるということです。

そのうえで、各種目に両国から出場できる選手の上限はそれぞれ最大1人とし、団体種目への出場は認めないとしています。

世界水連のアンケートでは、67%のアスリートが両国の選手の参加を支持したということです。

両国の選手の国際大会への出場をめぐっては、体操や柔道などが認める考えを示している一方で、陸上やバスケットボールなどでは除外する対応が続いていて、競技によって判断が分かれる事態となっています。