“ビッグモーターと損保ジャパンに立ち入り検査 通知” 金融相

ビッグモーターによる保険金の不正請求問題で、鈴木金融担当大臣は、ビッグモーターと損害保険ジャパンに対し立ち入り検査を行うと通知したことを明らかにしました。経営管理体制などを詳しく調査し、問題があれば厳正に対応する考えです。

不正請求問題をめぐっては、金融庁がビッグモーターと保険代理店契約を結んでいた損害保険会社7社に対し、取り引きの経緯などについて報告を求め、8月末までに各社が報告を提出しました。

これについて、鈴木大臣は5日の閣議の後の会見で「さらなる事実確認が必要であることから、立ち入り検査を行う必要があると判断した」と述べ、ビッグモーターと損害保険ジャパンに対し保険業法に基づき立ち入り検査を実施すると4日通知したことを明らかにしました。

立ち入り検査は今月中旬にも始まる見通しで、鈴木大臣はビッグモーターと損害保険ジャパンのそれぞれの経営管理や内部管理の体制などを詳しく調査するとしたうえで、「法令に照らして、問題があれば厳正に対応する」と述べました。