通信障害時にも“Wi-Fi無料開放” 携帯大手各社が新運用開始

携帯大手各社は、これまで災害時に限っていたWi-Fiサービスの無料開放を大規模な通信障害の際にも行う新たな運用を4日から始めました。

新たな運用が始まったのは、Wi-Fiサービスの「00000JAPAN」で、携帯大手各社は、これまで災害時に限って無料開放していましたが、4日からは大規模な通信障害の際にも無料開放します。

無料開放される場合は、パスワードなしでの接続が可能となりますが、その一方で、緊急時の利便性を確保するため通信の暗号化は行わないということです。

無料開放にあたって各社は、復旧までに時間がかかる懸念がある場合などを想定しています。

携帯電話の通信障害をめぐっては、去年7月にKDDIで大規模な通信障害が起きたことを受けて、災害や通信障害の際にほかの会社の携帯回線を利用できる「ローミング」の導入に向けた議論も総務省の検討会で進められています。