国民 玉木代表 “連立政権への参加 ハードルが非常に高い”

国民民主党の玉木代表は、自民党内から国民民主党が参加した新たな連立政権を目指す声が出ていることについて、連立政権への参加はハードルが非常に高いとして慎重に対応する考えを重ねて示しました。

2日、代表選挙で再選された国民民主党の玉木代表は4日午後、NHKのインタビューに応じました。

この中で玉木氏は、自民党内から国民民主党が参加した新たな連立政権を目指す声が出ていることについて「具体的な話はない。政策的な協力はこれからもやっていきたいが、連立政権となると全く別の話で、政策や選挙区調整をどうするかというハードルは非常に高い」と指摘し、慎重に対応する考えを重ねて示しました。

その上で「まずは政策本位で協力できるところは与野党問わず協力していく方針で臨みたい」と述べました。

一方、今後の党のあり方については「万年、野党をやるつもりはないので、いつかは新しい連立政権の中核になりたい。そのために今は自分たちの力を少しでも地道に大きくしていくことがベストのシナリオだ」と強調しました。

公明 山口代表「どこからも全く聞いていない」

公明党の山口代表は、記者団に対し「これまで個別の政策について申し入れを受けて検討した経過もあったので、これからも建設的な提案があれば謙虚に承って協議に臨みたい」と述べました。

一方、自民党内から国民民主党が参加した新たな連立政権を目指す声が出ていることについては「そうした話はどこからも全く聞いておらず、他党のことを申し上げる立場にない」と述べました。

共産 小池書記局長「連立勢力に進む気配感じる」

共産党の小池書記局長は、記者会見で「いよいよ野党ではなくなる方向に進み、与党の補完勢力から連立勢力に進んでいくのではないかという気配すら感じている。われわれは、国民民主党を野党だと思っていないので、全体の政治状況に大きな影響を与える話ではないのではないか」と述べました。