明治神宮外苑再開発 “作家や俳優ら78人 計画の見直しに賛同”

明治神宮外苑の再開発をめぐり、計画の見直しを求める市民グループが作家や俳優など78人から賛同を得たことを明らかにしました。

東京 港区や新宿区にまたがる明治神宮外苑の再開発では、ことし3月から工事が始まっていますが、事前の説明が足りないなどと反対の声もあがり、事業者側は住民説明会を開いて計画の内容などについて説明を行いました。

今月以降、高さ3メートル以上の樹木の伐採や移植が始まる見通しの中、計画の見直しを求める市民グループが4日、都庁で会見を開き、これまでに作家や俳優など78人から賛同を得たことを明らかにしました。

主な賛同者は、作家の浅田次郎さんや椎名誠さん、俳優の秋吉久美子さんなどで、ほかにも映画監督や建築家などが名を連ねているということです。

「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」の共同代表で作家の森まゆみさんは「賛同してくれた皆さんは、みんなどうなるのか心配しています。緑あふれる神宮外苑を未来に手渡していきたい」と話していました。