群馬 館林 住宅で母子2人死亡 “育児で悩んでいる”無理心中か

3日夕方、群馬県館林市の住宅で、40代の母親と1歳の娘が血を流して倒れているのが見つかり、病院で死亡しました。母親は家族に対し「育児で悩んでいる」という趣旨の相談をしていたということで、警察は、母親が無理心中を図った可能性があるとみて詳しいいきさつを調べています。

3日午後5時すぎ、館林市堀工町の住宅で、41歳の母親と1歳の娘が寝室のベッドの上で倒れているのを一緒に住んでいる家族が見つけて消防に通報しました。

2人の首には刃物によるとみられる傷があり、病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡しました。

警察によりますと母親は、娘と夫、それに両親の5人で暮らしていて、発見当時、住宅には外出していた夫以外の4人がいて、2人が倒れていた場所の近くでナイフが見つかったということです。

また、母親は1か月ほど前から家族に対し「育児で悩んでいる」という趣旨の相談をしていたということで、警察は、現場の状況などから、母親が無理心中を図った可能性があるとみて詳しいいきさつを調べています。

現場は東武伊勢崎線の茂林寺前駅周辺の田畑や戸建て住宅が並ぶ地域です。