東京開催のデフリンピック エンブレムが決定 大学生がデザイン

2025年に日本で初めて東京で開催される、聴覚障害がある人たちのスポーツの国際大会「デフリンピック」のエンブレムに、筑波技術大学4年生の多田伊吹さんが制作した人の手の形が特徴的なデザインが選ばれました。

3日は東京 調布市でデフリンピックのエンブレムを決める選考会が開かれ、最終選考に残った3つの作品について都内の中学生と高校生あわせて65人が投票して決めました。

3つの作品はいずれも、聴覚・視覚障害者が通う筑波技術大学の学生が制作したもので、投票に先立ち、生徒どうしが誰もがわかりやすいデザインかなどについて意見を交わしました。

そして投票の結果、産業技術学部4年生の多田伊吹さんが制作した人の手の形が特徴的なデザインが選ばれました。

決定のあと、多田さんは「選ばれたことをうれしく思っています。手話で使う手を1つの特徴とし、『未来に花が咲いてほしい』という願いも込めて、桜をデザインしました。デフリンピックがオリンピックやパラリンピックと同様に広く知ってもらえる未来に向かってほしいです」と話していました。