自民 麻生副総裁 中国の水産物輸入停止を批判 “販路開拓を”

中国による日本産の水産物の輸入停止について、自民党の麻生副総裁は、科学的な根拠に基づかない政治的な対応だと批判し、政府や経済界などが連携して水産物の海外への販路開拓などに取り組む必要があるという考えを示しました。

自民党の麻生副総裁は3日仙台市で講演し、東京電力福島第一原発にたまる処理水が海に放出されたあと中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止したことについて「政治の話であって、科学的な話でもなんでもない」と述べ、中国の対応を批判しました。

その上で「漁業関係者だけの問題ではなく、経営者や政治家、役人も含めてどう対応するか考えていく必要がある」と述べ、政府や経済界などが連携して水産物の海外への販路開拓などに取り組む必要があるという考えを示しました。

一方、麻生氏は次の衆議院選挙の時期について「選挙が近いのではないかとざわざわしている人がいっぱいいるようだが、岸田総理大臣が選挙をするというような話は少なくともこの半年間聞いたことはなく『そんなに近いのかね』と正直思っている」と述べました。