政府が導入拡大を目指している洋上風力発電をめぐり、秋本真利衆議院議員（48）が東京の風力発電会社「日本風力開発」の塚脇正幸元社長（64）からおよそ3000万円を受け取ったとされる事件で、東京地検特捜部は収賄の疑いで秋本議員の事務所などを捜索するとともに、議員本人から複数回任意で事情を聴くなどして捜査を進めています。
秋本議員は国会で洋上風力発電事業への参入を目指す日本風力開発が有利になるような質問をしていて、関係者によりますと、塚脇元社長は秋本議員への贈賄を認め、提供した資金について「国会質問の謝礼だった」という趣旨の供述をしているということです。
特捜部は、秋本議員の認識についても、捜査を進めているものとみられます。
秋本議員に提供した資金 元社長 “国会質問の謝礼だった”
洋上風力発電をめぐり、秋本真利衆議院議員が風力発電会社の元社長から多額の資金を受け取ったとされる事件で、元社長が提供した資金について「国会質問の謝礼だった」という趣旨の供述をしていることが、関係者への取材でわかりました。
東京地検特捜部は、秋本議員の認識についても捜査を進めているものとみられます。