ラグビーW杯 日本代表 ベースキャンプ地 仏トゥールーズに到着

今月8日にラグビーワールドカップフランス大会が開幕するのを前に、日本代表がベースキャンプ地となるフランスのトゥールーズに到着しました。

ラグビーのワールドカップフランス大会は、今月8日に開幕します。

日本代表は、先月26日に行われたイタリアとのテストマッチのあと、イタリアのトレビゾに残って調整を続け、2日にベースキャンプ地となるフランスのトゥールーズに移動しました。

選手たちはトゥールーズの空港に到着すると、日本のファンが待ち構えるなか、バスに乗り込んでいきました。

ジェイミー・ジョセフヘッドコーチやキャプテンの姫野和樹選手、それにリーチ マイケル選手などが、リラックスした表情を見せていました。

フランス南部のトゥールーズは、「ラグビーの首都」とも言われるラグビーのさかんな都市で、日本は、ここで今月10日の1次リーグ初戦のチリ戦と3戦目のサモア戦に臨みます。

トゥールーズで会見 姫野キャプテン「信念持って戦いたい」

到着後の記者会見でキャプテンの姫野和樹選手は「ここまで準備をしてきたのであとはやるだけだと思っている。前回大会の時は不安が大きかったが、今は楽しみの方が強い。キャプテンとして自分たちを信じて信念を持って戦いたい」と話しました。

また、バスケットボール男子のワールドカップで日本が3勝を挙げパリオリンピック出場を決めたことを受けて、「同じ日本代表として刺激をもらえる。今度はラグビー日本代表が日本中に感動や勇気を感じてもらえるように頑張りたい」と話していました。

ジェイミー・ジョセフHC「メンタル面が大切」

一方、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「トゥールーズは日本代表が慣れ親しんだ場所だ。イタリアでの合宿でしっかり準備できたので選手たちはワクワクしている」と笑顔で話しました。

日本代表は7月から8月にかけて行われたテストマッチなどで1勝5敗と大きく負け越していて、ジョセフヘッドコーチは「これまでのことは脇に置いて前を向いてワールドカップに向かっていきたい。ここからはメンタル面が大切になってくるのでしっかり整えていきたい」と本番を見据えていました。

チーム最年長 37歳堀江「『マイワールドカップ』、そんな感じ」

自身4大会目のワールドカップに臨むチーム最年長の37歳、堀江翔太選手は「いよいよワールドカップが来たなという感じで、身が引き締まる思いだ。『マイワールドカップ』、そんな感じ」と独特の言いまわしで心境を語りました。

今月10日のチリ戦に向けては「1試合目は緊張してなかなかうまくいかないことも多くなると思う。メンタル的にもプレッシャーがかかるので気をつけていかなければいけない。自分たちのラグビーが表現できるように準備していきたい」とベテランらしく落ち着いた表情で話していました。