政治

処理水放出 外務省 中国大使館のコメントに反論

東京電力福島第一原発にたまる処理水の海洋放出をめぐり、中国大使館が「海洋の環境と人類の健康に予測できない危害をもたらす」といったコメントをホームページに掲載したのに対し、外務省は9月1日、「科学的根拠に基づかないものだ」などとする反論を発表しました。

福島第一原発にたまる処理水の海洋放出をめぐり、東京にある中国大使館は8月28日に、海洋放出に疑問を示す内容のコメントをホームページに掲載し、外務省は「科学的根拠に基づかないものだ」などとする反論を発表しました。

具体的には、中国側が「大量の有害な物質が海に放出され、海洋の環境と人類の健康に予測できない危害をもたらす」とした点について、外務省は「規制基準を十分に下回るまで浄化できており、人や環境への影響は無視できるものだ」としています。

また、中国側が「公表している大部分のモニタリングデータは東京電力が自分で採取、検査、発表したもので、真実性と信頼度を疑う」とした点に対しては、「東京電力のみならず、環境省、水産庁、福島県などがモニタリングを行っている」としています。

さらに、中国側が「IAEAのモニタリングの枠組みにはほかの国や国際機構は現地参加しておらず、透明性を著しく欠く」と主張していることについては、「アメリカ、フランス、スイス、韓国の研究機関が参画しているほか、去年、フィンランドと韓国の専門家が来日して、現場で試料採取などを確認している」と反論しています。

外務省はこうした内容の文書を9月1日に中国大使館に送ったということです。

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