処理水放出“2回目もトリチウム濃度 検出の下限下回る”環境省

東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出後から、環境省が1週間に1度行っているモニタリングの2回目の結果について、環境省は1日夜、すべての地点でトリチウムの濃度は検出できる下限を下回ったと発表しました。

東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出後から環境省は1週間に1度の頻度で海水のモニタリングを行っていて、2回目は▽放水口の付近や、▽遠いところでおよそ50キロメートルの地点など福島県沖の合わせて11地点で30日に海水の採取を行い、研究所でトリチウムなどの濃度について分析しました。

環境省は2回目の分析結果について1日夜、11地点すべてでトリチウムの濃度は検出できる下限値としていた1リットル当たり10ベクレルを下回ったと発表しました。

先月27日に発表された1回目と同様の結果となっています。

環境省は、当面1週間に1回の頻度でモニタリングを続け、結果はホームページやSNSで公表していくことにしています。