防衛省 沖縄 宮古島駐屯地に「電子戦部隊」を配備へ

防衛省は、沖縄県の陸上自衛隊宮古島駐屯地に通信やレーダーの妨害を行う「電子戦部隊」を来年度末までに配備することを決めました。駐屯地の拡張も行うということです。

防衛省が宮古島駐屯地に新たに配備するのは、相手の攻撃を無力化するために通信機器やレーダーが発する電波の情報を収集したり妨害したりする電子戦部隊です。

来年度末までにおよそ50人を九州の部隊から移駐させる形で配備し、駐屯地の定員はおよそ760人になるということです。

配備に向けて駐屯地の西側の土地およそ1.5ヘクタールを新たに取得し、アンテナなどの通信施設や車両の保管場所などを整備するとしています。

陸上自衛隊の電子戦部隊は、昨年度末までに那覇駐屯地や知念分屯地を含む全国11か所に配備されています。

去年12月に策定された防衛力整備計画では、離島の電子戦部隊を強化する方針が示されていて、今年度中には与那国駐屯地や長崎県の対馬駐屯地にも新たに配備される計画です。