マニラ首都圏の住宅街で建物火災 焼け跡から15人の遺体

フィリピンのマニラ首都圏の住宅街で31日朝、建物が焼ける火災があり、焼け跡から15人が遺体で見つかりました。

31日早朝、マニラ首都圏のケソン市にある住宅街で2棟の建物が焼ける火災がありました。

消防がおよそ2時間半後に消し止めましたが、首都圏を管轄する自治体の発表によりますと焼け跡からこれまでに15人が遺体で見つかったということです。

近隣の住民が撮影した火災当時の映像では、2階建ての建物が炎に包まれて煙が立ちのぼり、消防士が放水活動を行って消し止めようとする様子が確認できます。

この建物を職場としていたと話した女性は、逃げ出した同僚から聞いた話として「目が覚めた時にはすでに火が強く、煙で窒息しそうだったのですぐにその場を離れたと聞いた」と話しました。

自治体の発表によりますと、火災が起きた建物は住宅としても使われていましたがTシャツなどを製作する工場として無許可で営業利用されていた疑いがあるということで、火災の原因とともに詳しい事情を調べています。