米韓合同軍事演習終了 北朝鮮ミサイル発射などへの警戒続ける

アメリカ軍と韓国軍は、先週から行ってきた定例の合同軍事演習を、31日、終了しました。一方で、北朝鮮は演習への対抗措置だとして短距離弾道ミサイル2発を30日夜に発射していて、米韓両軍は、さらなる発射などへの警戒を続けています。

アメリカ軍と韓国軍は、朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習「ウルチ(乙支)・フリーダム・シールド」を今月21日に開始し、31日に終了しました。

演習では、去年の2倍以上にあたる38の野外機動訓練が実施され、31日は、韓国軍の戦車や自走砲などおよそ450両が参加した射撃訓練の映像が公開されました。

また、30日は北朝鮮が警戒するアメリカのB1爆撃機が参加した空軍の共同訓練も実施されました。

これに対して北朝鮮は30日夜、短距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射し、31日朝になって、米韓空軍の訓練への対抗措置だと発表しました。

北朝鮮は、米韓両国への対決姿勢を一段と鮮明にしていて、米韓合同軍事演習の終了後も、北朝鮮によるミサイル発射などへの警戒が続いています。