立民 泉代表 ベトナム共産党幹部と会談 両国の関係強化で一致

ベトナムを訪問している立憲民主党の泉代表は、ベトナム共産党の幹部と会談し、中国が海洋進出の動きを強めていることも踏まえ、地域の平和と安定に向けて両国の関係を強化していく必要があるという認識で一致しました。

泉代表は、代表就任後初めての外国訪問としてベトナムを訪れ、31日、ハノイでベトナム共産党の指導部の1人、マイ書記局常務と会談しました。

この中で、マイ書記局常務は「今回の訪問が両国関係に大きく貢献することを確信する」と述べました。

これに対し、泉氏は「日本とベトナムは議員連盟どうしでも力強い交流が進んでいる。政府間の交流をサポートする重要な役割に感謝したい」と応じました。

そして、中国が海洋進出の動きを強めていることも踏まえ、地域の平和と安定に向けて両国の関係を強化していく必要があるという認識で一致しました。

また、泉氏は、今回の訪問で東京電力福島第一原発にたまる処理水の放出に理解を求めたほか、立憲民主党とベトナム共産党との間で交流を強化する覚書を交わしました。

泉氏は記者団に対し「各国の主要な政党と関係を深め、外交面でもいつ政権交代しても対応できる政党として歩みたい」と述べました。