福島県知事 中国の日本産水産物輸入停止など早期沈静化を要望

福島第一原発にたまる処理水の海への放出をめぐり、福島県の内堀知事は31日、岸田総理大臣と面会しました。内堀知事が、中国による日本産の水産物の輸入停止などについて、事態の早期沈静化に取り組むよう要望したのに対し、岸田総理大臣は政府としてしっかり対応していく考えを示しました。

福島県の内堀知事は8月24日の、福島第一原発にたまる処理水の海への放出開始後初めて、総理大臣官邸で岸田総理大臣と面会しました。

この中で内堀知事は、国内外への正確な情報発信を徹底し、万全の風評対策を講じるほか、中国による日本産の水産物の輸入停止や中国の国番号から始まる国際電話による嫌がらせが相次いでいることについて、事態の早期沈静化に向けて取り組むよう要望しました。

これに対し岸田総理大臣は「政府としてしっかり対応していきたい」と応じたということです。

面会のあと、内堀知事は記者団に対し「漁業者や流通関係の皆さんの不安を払拭(ふっしょく)していくことが重要だ。追加的な対応が必要となれば、福島県としても政府に求めていきたい」と述べました。