佐賀 唐津の養豚場 豚熱の感染を確認 およそ450頭の処分開始

佐賀県唐津市の養豚場で相次いで死んでいるのが見つかったブタについて、国の検査の結果、CSF=豚熱に感染していることが確認され、佐賀県は30日夜からこの養豚場のブタ、およそ450頭の処分を始めました。

29日、佐賀県唐津市東山の養豚場から「子ブタ6頭が死んだ」などと県に連絡があり、国の検査機関で検体の検査が行われました。

30日夜開いた対策本部会議で県は、検査の結果、ブタの伝染病CSF=豚熱への感染が確認されたと発表し、30日午後8時からこの養豚場で飼育されているすべてのブタ、およそ450頭の処分を始めたと明らかにしました。

また県はこの養豚場から半径3キロ以内については「移動制限区域」としてブタの移動を禁止し、3キロから10キロ以内ついては「搬出制限区域」として区域の外側への移動を禁止するということです。

一方、この養豚場とは別の近隣の養豚場からも30日になって「豚が死んだ」という連絡を受けたということで、検査を進めているということです。

県によりますと、佐賀県内で豚熱の感染が確認されたのは、1971年7月に佐賀市と白石町で確認されて以来だということです。