大手損害保険3社 自動車保険の保険料値上げへ

大手損害保険3社は、コロナ禍からの経済活動の正常化で自動車事故が増えていることなどから、来年から4年ぶりに自動車保険の保険料を値上げすることになりました。一方、損害保険ジャパンは、ビッグモーターをめぐる問題で契約者の理解が得られないと判断し当面、値上げを見送るとしています。

大手損害保険3社は、来年1月から自動車保険の保険料を値上げする方針で、「東京海上日動火災保険」がおよそ2.5%、「三井住友海上火災保険」と「あいおいニッセイ同和損害保険」がいずれもおよそ3%、引き上げます。

保険料の値上げは4年ぶりとなります。

これは、コロナ禍からの経済活動の正常化で自動車事故が増えていることや修理費の上昇で保険金の支払いが増えていることなどが背景にあるとしています。

一方、「損害保険ジャパン」はビッグモーターによる保険金の不正請求の問題で契約者の理解が得られないとして、当面、値上げを見送るとしています。