「ひき逃げされた」うその通報か 逮捕の会社員「出張嫌で」

東京 大田区の路上で「ひき逃げされた」とうその110番通報をしたなどとして、青森県の30歳の会社員が偽計業務妨害などの疑いで逮捕されました。会社員は当時、仕事でアメリカに向かう途中で、「出張が嫌だった」と供述しているということです。

逮捕されたのは青森県三沢市の会社員、相馬諒容疑者(30)です。

警視庁によりますと、ことし4月、東京 大田区の路上で「原付きバイクにひき逃げされた」とうその110番通報をしたうえ、その捜査のために警察署を訪れた際に支払われる日当など1万円余りをだまし取ったとして偽計業務妨害と詐欺の疑いが持たれています。

警視庁が周辺の防犯カメラを調べたところ、通報がうそだったと分かったということです。

会社員は当時、仕事でアメリカに行くため羽田空港に向かう途中だったということで、調べに対し容疑を認め、「出張に行くのが嫌だった」と供述しているということです。