悠仁さま 成年式は高校卒業後の令和7年に 宮内庁

宮内庁は、来年9月に18歳になる秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さまの成年式を、再来年、高校を卒業されたあとに行うと明らかにしました。

皇族が成年に達すると、そのことを内外に表明する儀式や行事が行われます。

悠仁さまは、18歳の誕生日を迎える来年9月6日に成年になられますが、宮内庁は8月30日に、来年度予算の概算要求に関する説明の中で、悠仁さまの成年式は、再来年、高校を卒業されたあとに行うと明らかにしました。

男性皇族の場合、成年になった証として天皇から冠を賜る儀式が行われ、先例にならって皇室関連の公的な予算にあたる「宮廷費」から費用を支出して新たな冠を作っているということで、250万円余りを来年度予算の概算要求に盛り込んだということです。

成年式の際の装束は新たに作らず、昭和60年に秋篠宮さまが成年式で着用されたものを補修するなどして使われるということです。

新型コロナウイルスや物価高などの国民生活への影響や、諸般の情勢を踏まえ、今回も、天皇皇后両陛下の長女の愛子さまのティアラを新たに作るための費用は盛り込まれませんでした。

宮内庁は「男性皇族の冠は、成年に達した証として天皇から賜る儀式があることから、必ず新たに作っているが、女性皇族のティアラは、正装が必要な場面で使う装飾品という位置づけなので意味合いが異なり、比較するものではない」としています。