インドの無人の月面探査機「チャンドラヤーン3号」は今月23日、月への着陸に成功しました。
無人探査機の月面着陸に成功したのは世界で4か国目で、南極付近への着陸は初めてです。
インド宇宙研究機関=ISROは29日、「チャンドラヤーン3号」に搭載された「ローバー」と呼ばれる車が月面を走行し、レーザー光線を使って硫黄の存在を確認したと発表しました。
このほか、酸素や鉄、カルシウムやアルミニウムなども確認したとしています。
南極付近には、水が氷の状態で存在する可能性が指摘されていて、今後、月の組成の解明につながる手がかりを見つけられるか注目されています。
インドは来月、インドで初めてとなる太陽観測衛星の打ち上げも発表していて、宇宙開発の分野で存在感を高めています。
インド無人探査機 “月面で硫黄の存在確認”
インドの宇宙研究機関は、月の南極付近への着陸に世界で初めて成功した無人の月面探査機に搭載された「ローバー」と呼ばれる車が、硫黄の存在を確認したと発表しました。