中国で減少 7月の自動車販売 日系各社EV普及でどう存在感

国内の主な自動車メーカーの7月の販売台数は、各社とも中国での減少が目立っています。EV=電気自動車の普及が急速に進み、日系メーカーがどのように存在感を示せるかが課題となっています。

自動車メーカー各社が発表した7月の中国での販売台数は、
▽トヨタ自動車が15万2717台で、去年の同じ月から15.4%、
▽ホンダは8万9691台で、32.8%、それぞれ減少しました。

このほかの各社も減少し、去年の同じ月と比べた減少幅は
▽中国での生産を停止している三菱自動車工業が91.1%、
▽SUBARUが56.4%、
▽日産自動車が33.6%、
▽マツダが13.6%となっています。

一方、国内外の全体での販売台数は、中国での減少などの影響で8社中4社で去年の同じ月を下回った一方、半導体の供給不足が和らいだことなどからトヨタ自動車やマツダなど4社では増加しました。

EVの普及が急速に進む中国では現地メーカーとの激しい販売競争で日系メーカーの苦戦が続いていて、今後どのように存在感を示せるかが課題となっています。