プリゴジン氏 出身地のサンクトペテルブルク郊外に埋葬

ロシアで武装反乱を起こし、今月、自家用ジェット機の墜落で死亡したロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、プリゴジン氏について、ロシアの国営メディアはサンクトペテルブルク郊外で葬儀が行われたと伝えました。

プリゴジン氏は今月23日、ワグネルの幹部とともに自家用ジェット機でロシア第2の都市サンクトペテルブルクへ向かう途中、北西部のトベリ州でこの機体が墜落し、死亡しました。

プリゴジン氏についてロシアの国営通信社などは29日、サンクトペテルブルクの郊外にある墓地に埋葬され、葬儀が行われたと伝えました。

サンクトペテルブルクはプリゴジン氏の出身地で、葬儀は親族の意向により、親族や親しい友人のみで執り行われたとしています。

ロイター通信は埋葬されたとみられる墓地の周りを警察などが警備する様子を配信しました。

これに先立ってロシア大統領府のペスコフ報道官は記者団に、プリゴジン氏の葬儀について「大統領の参列は予定されていない」と述べ、プーチン大統領が葬儀に参列する予定はないと明らかにしていました。

またロイター通信などは、プリゴジン氏とともに搭乗していたワグネルの幹部の1人、チェカロフ氏の葬儀もサンクトペテルブルクの別の墓地で行われたと伝えています。

飛行機の墜落をめぐってはプーチン政権が関与したとする見方が報じられていますが、ロシア大統領府は全面的に否定しています。