台風11号 あす以降 強い勢力で沖縄接近見込み 9号 高波注意

台風11号は、沖ノ鳥島の近海を西寄りに進み、31日から来月2日ごろにかけて強い勢力で沖縄県に接近する見込みです。
気象庁は沖縄県や鹿児島県の奄美地方では高波に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、台風11号は暴風域を伴いながら沖ノ鳥島の近海を西寄りに進んでいます。

今後、発達しながら北西へ進み、31日から来月2日ごろにかけて強い勢力で沖縄県に接近する見込みです。

沖縄県の大東島地方では31日は最大風速が20メートル、最大瞬間風速が30メートルと予想され、来月1日には沖縄本島地方や宮古島地方でも暴風が吹く見込みです。

また、波も高くなり、沖縄県と鹿児島県の奄美地方では31日以降、うねりを伴って大しけとなる見込みです。

沖縄県では、大潮の時期で潮位が高く、台風が近づく際には高潮による浸水などにも注意してください。

一方、猛烈な台風9号は台湾の南の海上を西寄りに進んでいて、沖縄県の先島諸島では高波に注意が必要です。

熱帯低気圧が発達し台風が発生する見込み

このほか、日本のはるか南のトラック諸島近海にある熱帯低気圧が今後、発達して台風になる見込みで、進路によってはこの週末、東京の小笠原諸島に接近するおそれもあり、気象庁は台風とあわせて、今後の情報に注意するよう呼びかけています。