米韓の合同軍事演習 両軍の特殊部隊による上陸訓練を公開

アメリカ軍と韓国軍は、現在韓国で行っている朝鮮半島有事を想定した合同軍事演習の一環として、両軍の特殊部隊による上陸訓練を公開しました。

アメリカ軍と韓国軍は、朝鮮半島有事を想定して「ウルチ・フリーダム・シールド」と名付けた定例の合同軍事演習を8月21日から31日まで韓国で行っています。

この一環として両軍は28日、韓国北東部のヤンヤン(襄陽)で、特殊部隊による海上からの上陸訓練を行い、報道陣に公開しました。

訓練では、両軍の隊員たちが複数のゴムボートで沖合から海岸に近づいて上陸し、敵の施設を攻撃するまでの動きを確認しました。

北朝鮮による挑発行為が続く中、米韓両軍は先週にも市街戦を想定した訓練を公開するなど、有事に備えた連携強化を前面に打ち出しています。

一方で北朝鮮は、合同軍事演習について、「実戦的な侵略演習だ」などと反発を強め、対抗措置も示唆していて、韓国軍はアメリカ軍とともに、ICBM=大陸間弾道ミサイル級を含むミサイル発射などへの警戒を強化しています。